脊椎外科
脊椎外科
上記のような症状でお悩みの方は、お早めの外来受診をおすすめします。症状の原因を的確に診断し、レントゲンやMRIの画像をわかりやすく説明して、患者様の状態に合わせた治療法をご提案いたします。
私は3,000件以上の脊椎手術に携わってきただけでなく、何万人もの患者様の診察・検査を含めた外来診療も行ってきました。また、手術を勧めて手術をされた方、手術を勧めたけれども手術を希望されなかった方の経過も外来で観察しております。20年以上経過を観させていただいている方もいらっしゃるので、手術を勧めたことが適切だったのか、そうでなかったのかも検討して、しっかりとフィードバックしております。
この経験を生かし、手術が適切と考えた患者様には手術をお勧めして、信頼できる脊椎外科医に紹介させていただきます。患者様が手術を希望されても、適切でないと判断した際は、外来での保存的治療をお勧めします。
以下、私が手術を施行した思春期特発性側弯症と腰椎変性側弯症の患者様のレントゲン写真を掲載します。絶対的に手術が必要な患者様もいらっしゃるので、手術をするか悩んでいらっしゃる方もご相談ください。


首の骨(頚椎)と骨の間にあるクッション(椎間板)が変性・損傷し、内部の髄核が飛び出して脊髄や神経根を圧迫することで症状が現れます。主な症状は首・肩・腕の痛みやしびれ、腕の脱力感などです。重症の場合は両手足のしびれや歩行障害(脊髄症)が生じることもあります。
治療は、安静・頚椎カラーの装着・消炎鎮痛薬の内服・神経ブロックなどの保存療法を基本とし、保存療法で改善しない場合や脊髄症状が強い場合は手術が検討されます。
腰の骨(腰椎)の椎間板が変性・損傷し、髄核が飛び出して神経根や馬尾神経を圧迫する疾患です。腰痛・お尻・太もも・すね・足先へ放散する痛みやしびれ(坐骨神経痛)が主な症状です。くしゃみや咳で症状が悪化することもあります。
多くの場合は安静・コルセット・消炎鎮痛薬・神経ブロックなどの保存療法で改善しますが、改善がみられない場合や排尿障害を伴う場合などは、内視鏡を使った低侵襲手術が検討されます。
加齢に伴う頚椎の変性(骨棘の形成・椎間板の突出・靭帯の肥厚など)により、脊髄が慢性的に圧迫される状態です。
初期は手指のしびれ・細かい動作(ボタンかけ・箸の操作など)がしにくくなる症状(巧緻運動障害)が現れ、進行すると歩行障害・膀胱直腸障害が生じることもあります。症状が軽度の場合は保存療法を行いますが、脊髄症の症状が出ている場合には手術療法が検討されます。
加齢に伴う椎間板の変性・骨棘(こつきょく)の形成・靭帯の肥厚などにより、脊髄や神経根が通る「脊柱管」が狭くなり、神経が圧迫される状態です。特徴的な症状として、歩行時に足がしびれたり痛くなったりして歩けなくなるが、腰をかがめて休むと症状が和らいで再び歩けるようになる「間欠跛行(かんけつはこう)」があります。
保存療法(リハビリ・薬物療法・コルセット・神経ブロック)が基本ですが、症状が重篤な場合は手術療法が行われます。
骨粗鬆症(骨密度の低下)を背景に、転倒・くしゃみなどの軽微な外力によって背骨がつぶれるように骨折する疾患です。特に胸椎から腰椎にかけて起こりやすく、急激な腰背部痛が主な症状です。
安静・コルセットによる固定・鎮痛薬の使用などの保存療法が基本となります。骨粗鬆症の治療(薬物療法・食事療法・運動療法)を並行して行うことが重要で、骨折リスクを低下させる取り組みが再骨折の予防につながります。
背骨が左右に曲がり、ねじれを伴う変形です。思春期に女性に多く発症する特発性側弯症のほか、先天性・神経筋疾患によるもの、成人になってから加齢変性によって生じる変性側弯症など、さまざまな種類があります。
軽度の場合は経過観察、中等度の場合はコルセットによる進行防止、高度な変形・痛み・神経症状を伴う場合は手術療法(矯正固定術)が検討されます。
背骨(主に頚椎)の後方を走る「後縦靭帯」が骨化(硬くなって骨に変わる)し、脊髄や神経根を圧迫する疾患です。国が指定する難病の一つで、中高年の男性に多くみられます。
初期は首の違和感・肩こり・手のしびれ程度ですが、進行すると手足のしびれ・脱力・歩行障害・膀胱直腸障害が生じます。
軽症では保存療法が行われますが、脊髄症状が認められる場合は手術療法(椎弓形成術や前方除圧固定術など)が検討されます。
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