当院での検査
当院での検査

MRI(Magnetic Resonance Imaging/磁気共鳴画像診断)とは、強力な磁石と電波を使って体の内部を画像化する検査装置です。X線(レントゲン)やCTとは異なり、放射線を使用しないため、被ばくの心配がなく、繰り返し検査を受けていただくことができます。
整形外科領域においてMRIが特に優れているのは、レントゲンでは映らない「軟部組織」の描出です。骨だけでなく、椎間板・軟骨・靭帯・腱・筋肉・神経といった組織の状態を詳細に確認することができます。腰痛や首の痛み、手足のしびれ、関節痛といった症状の原因が「骨には異常がない」と言われた方でも、MRI検査によって椎間板ヘルニアや靭帯損傷、神経の圧迫などが発見されるケースは少なくありません。
当院では院内にMRIを設置しており、医師が必要と判断した場合は、他の医療機関への紹介を経ることなくスムーズに検査を行うことが可能です。
MRIは大量の液体ヘリウム(一般家庭のお風呂5杯分)を使用して体内を撮像します。ヘリウムは空気中の0.0005%しか存在せず、世界中で不足しているため、急遽液体ヘリウムの補充が必要な時に補充できないという状態になる可能性があります。また、MRIに車椅子のような大きな金属物が吸着してしまった時は、一度ヘリウムを排出して2~3日MRIを使用できないこともあります。
このようなことを考慮して作られたのが、液体ヘリウムを使用せずに体内を撮像できるゼロヘリウムMRIです。
当院では、MRIを急遽使用できなくなる可能性や、安全性を考慮して、この最新型のゼロヘリウムMRIを導入しました。このMRIは、従来のMRIと比較して、勝るとも劣らない鮮明な画像を描出します。是非、ご体験ください。
| 検査 | 原理 | 得意な検査 | 放射線被ばく |
|---|---|---|---|
| MRI | 磁気・電波 | 椎間板・靭帯・軟骨・神経・筋肉 | なし |
| レントゲン | X線 | 骨折・脱臼・骨の変形 | あり |
| CT | X線(断層撮影) | 骨の細かい骨折・立体構造 | あり |
MRIは放射線被ばくがないため、お子様や妊娠中の方でも、医師の判断に基づき検査が可能です。ただし、検査部位や目的によってはレントゲンやCTとMRIを組み合わせることで、より正確な診断が可能になります。
MRIは次のような疾患の診断に特に有用です。
問診・確認
検査前に、体内に金属がないか、ペースメーカーの有無などをご確認いただく問診票にご記入いただきます。アクセサリー・時計・ヘアピン・補聴器など金属類はすべて取り外してください。
検査着にお着替え
ご自身の衣服に金属(ファスナー・ボタンなど)が含まれている場合は、検査着にお着替えいただきます。
検査室へご案内・検査台に横になる
MRI装置の検査台に横になっていただきます。検査部位によっては、固定具やコイル(撮影用アンテナ)を装着します。閉所感が強い方はお気軽にスタッフへお申し出ください。
撮影(20〜40分程度)
撮影中は装置から「ガンガン」「ドンドン」といった大きな音が聞こえますが、体への影響はありません。体を動かすと画像がぼやけてしまうため、できるだけ安静を保ってください。検査時間は撮影部位によって異なりますが、おおむね15~30分程度です。
検査終了・お着替え
撮影が終わりましたら検査台から降りていただき、お着替えの後、診察室でお待ちください。
医師による結果説明
撮影した画像をもとに、医師が診察室にてわかりやすくご説明いたします。
MRIは強力な磁場を使用するため、下記に該当する方は検査をお受けいただけない場合があります。事前に必ずお申し出ください。
また、検査前には金属類(アクセサリー・時計・ヘアピン・補聴器など)をすべて取り外していただく必要があります。磁気カード・スマートフォンなど電子機器もMRI室内への持ち込みはできません。
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